ソフトバンク純利益4900億円 過去最高

杉山歩
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 ソフトバンクグループ傘下の携帯電話大手ソフトバンクが11日に発表した2021年3月期決算(国際会計基準)は、売上高が前年比7.1%増の5兆2055億円、純利益が3.8%増の4912億円で、ともに過去最高となった。コロナ禍でテレワークが進み、クラウドサービスなど法人向けが好調だった。

 22年3月期は売上高5兆5千億円、純利益は5千億円を見込む。携帯料金値下げの影響はあるが、今後も法人向けなどで成長が期待できるとした。

 4月に就任し決算会見をした宮川潤一社長は「携帯の値下げに頭を抱えた昨年だったが、その影響が今年から出始める。その他の事業で吸収して、増収増益を達成したい」と述べた。

 QRコード決済「PayPay(ペイペイ)」の取扱高も初めて公開した。20年度は3.2兆円で、前年度の2.6倍になったという。

 ソフトバンクはこの日、AIやデジタル分析などを手がけるマレーシアの企業「ADA」に6千万ドル(約64億円)を出資して、業務提携することも発表した。出資比率は23.1%。ADAはマレーシアの通信大手「アシアタ・グループ」のグループ会社で、東南アジアを中心に9カ国で展開する。(杉山歩)