学校法人森友学園(大阪市)をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自死した同省近畿財務局職員の赤木俊夫さん(当時54)が改ざんした経緯を記録したとされる「赤木ファイル」の存在を国が認めたことを受け、立憲民主、共産両党は11日、国会内で財務省へのヒアリングを行った。財務省は通常国会会期中のファイルの国会提出には応じられないとの考えを示した。
国は6日、赤木さんの妻が国などに損害賠償を求めて起こした大阪地裁での訴訟手続きの中で、ファイルの存在を認めた。一部黒塗りして、次回の口頭弁論期日(6月23日)に任意提出するとしている。
この日のヒアリングで、6月16日の通常国会会期末までにファイルを国会に示すよう求められたが、財務省の担当者は、訴訟への影響を理由に「6月23日に議論が行われる状況なので、それ以前に提出するのは難しい」との認識を示した。
一方、今月10日の衆院予算…
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