高校の友人、米自主トレ…元ベイ石川、アメフトとの接点

井上翔太
[PR]

 アメリカンフットボールの社会人Xリーグに加盟するノジマ相模原は11日、昨季までプロ野球の横浜DeNAベイスターズに所属し、引退を表明した石川雄洋選手(34)の加入を発表した。同日、記者会見が行われ「甘くない世界。この挑戦を受け入れてくれた関係者の皆様に感謝しています」と述べた。

 横浜高時代に甲子園への出場経験もある石川は、同級生にアメリカンフットボール部の友人がいたことで、「かっこいい」と興味を持ち始めたという。高卒でプロ野球の世界に飛び込んでからも、オフには米国で自主トレーニングをする機会があり、現地のアメフト選手とトレーニングをした。「身体能力が高くて、チャンスがあったら挑戦したいと思っていた」

 16年間のプロ野球生活を終え、今年3月21日に引退会見を開いた。当時は今後について「心の整理がついてから、考えたい」と語っていた。そこから1カ月近くが経った頃、「体は全然動く」と思うように。ノジマ相模原の関係者に売り込み、グラウンドで動きを披露したところ、城ケ滝一朗ヘッドコーチ(HC)から「スピードも、球を追いかける能力もかなりある」という評価を得た。

野球の経験、生かすには?

 石川は攻撃の際、クオーターバック(QB)からパスを受けるワイドレシーバー(WR)を務める予定だ。野球から転向後、すぐにできるポジションなのだろうか。

 城ケ滝HCによると、WRには、全力疾走からいきなり止まったり、再び走り出したりといった瞬発力が求められる。縦横無尽に素早く動くだけでなく、相手ディフェンスを抜き去るための駆け引きも重要になるという。石川は「身長の高さ(183センチ)やスピードを生かしたプレーをしたい」と意気込む。

 相手にぶつかり負けしない体を作ることも、必要な要素となる。石川は今、チームのトレーナーとウェートトレーニングや体幹を鍛えるトレーニングを重ねている。筋肉で体重を増やすことをめざしているといい、「うまくなるために年齢は関係ない。野球と使う筋肉は違うと思うので、基礎練習をしっかりやって、少しでも早く試合に出たい」と話した。井上翔太