大規模接種会場、徳島県が検討 高齢者接種を本格化

新型コロナウイルス

斉藤智子、伊藤稔
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 高齢者への新型コロナウイルスワクチンの接種について、徳島県は大規模接種会場の設置の検討を始めた。7月末までに高齢者の接種を終わらせるため、市町村が進めている接種の補完的な役割に位置づける方針。10日夜に開いた市町村長らとの会議で合意した。

 厚生労働省は大規模会場の設置を積極的に検討するよう、各都道府県に7日に要請。県によると、接種する人材の確保について医師会と調整し、規模や時期、混乱が生じない予約方法などを早急に決めるという。伊藤大輔・保健福祉部長は会合後の取材に対し、「あくまでも補完的な立場で、市町村のワクチン接種の邪魔にならないよう最大限配慮したい」と話した。

 県内の高齢者へのワクチン接種は4月12日に徳島、阿南の両市で施設の入所者や職員を対象に始まった。全24市町村のうち20市町が施設入所者らから優先的に接種を始めたが、入所していない一般高齢者に対しても5月10日までに16市町村で接種が始まり、本格化している(4町村は初めから全ての高齢者を対象に始めた)。残る8市町も今月下旬までに一般高齢者の接種を始める予定という。

 5月10日に85歳以上の接種を始めた海陽町では、重症化の危険性や予約の殺到を避けるため、年齢の高い順に区切って接種券を発送。美波町や石井町なども75歳以上から接種券を発送している。

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 徳島市は一般高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種について、インターネットと電話での予約を20日から始める。24日から接種を始め、7月末までには終わらせたいとしている。内藤佐和子市長が11日の会見で発表した。

 接種券は14日に発送され、20日までに届く予定。予約は20日午前8時半から。インターネットは専用サイト(https://vaccines.sciseed.jp/tokushimashi別ウインドウで開きます)やLINE徳島市公式アカウントからも接続できる。コールセンター(088・678・8707)もあり、21日午後1時からは増設する回線(088・621・5495)でも受け付ける。

 個別接種は市内約160の医療機関で24日から実施する。集団接種は同市沖浜東2丁目の「ふれあい健康館」で6月から始める予定。

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 徳島県は11日、10歳未満から70代の13人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内で確認された感染者は計1506人となった。70代の1人が死亡し、死者は計52人となった。

 飯泉嘉門知事は会見で、新型コロナ対策として60億円を超える規模の補正予算案を、臨時県議会に提案する考えを示した。営業時間短縮要請に応じた飲食店への支援やアルバイト収入を失った学生への食料提供、高齢者へのワクチンの大規模接種などの費用を盛り込むという。

 県によると、確保病床の使用率は55・2%。クラスター(感染者集団)では、徳島市のそよかぜ病院関連が5人増えて計49人に、鳴門市の南海病院関連が1人増えて計107人になった。(斉藤智子、伊藤稔)

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