ワクチン効きにくい?変異株E484K県内初確認

新型コロナウイルス

吉川喬
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 岡山県などは11日、133人の新型コロナウイルス感染を発表した。1日の感染確認が100人以上となるのは6日連続。また県は3月下旬以降に感染が判明した人のうち、新たに69人から変異株が確認されたことも明らかにした。うち19人はワクチンの効果が弱まる恐れが指摘されている「E484K」の変異をもつ変異株で、県内での確認は初めて。県内での変異株確認は164人に急増した。

 3月下旬~4月下旬に感染が判明した人のうち、県の検査を経て国に送った69人に変異株が確認された。E484K以外の50人は関西圏を中心に広がったとみられる「N501Y」の変異をもつ英国型の変異株で、これまで県内で確認された変異株は全て英国型だった。

 厚生労働省や県によると、E484Kの発生国は不明で、従来の流行株に感染して得た免疫が効きにくくなる恐れも指摘されているというが、現時点で定まった見解は無い。

 西嶋康浩・県保健福祉部長は会見で、県内の新規感染者は7割がN501Y、残り3割の一定割合をE484Kが占め始めているとの見方を説明。感染対策はこれまでと変わらないとして、「3密」回避、マスク着用の徹底などを呼びかけた。

 11日に感染が発表された133人の内訳は岡山市89人、倉敷市14人、総社市高梁市浅口市井原市赤磐市が各3人、瀬戸内市玉野市備前市真庭市早島町が各2人、新見市、笠岡市、和気町、美咲町、吉備中央町が各1人。

 半数を超える73人の感染経路が不明。倉敷市の高齢者福祉施設で新たなクラスター(感染者集団)が確認され、県内の感染者は延べ5257人となった。

 また岡山市は基礎疾患のある高齢の入院患者が10日に亡くなったと発表。県内の死者は62人となった。

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 感染者数の高止まりを受け、県は、岡山市中心部の飲食店に対して実施している営業時間の短縮について、要請期間を延長したうえで対象エリアを市全域に広げる方向で検討している。伊原木隆太知事は感染対策の強化を表明しており、早ければ12日に決める。

 時短要請は新型コロナ対応の特別措置法に基づき、3日にスタート。岡山駅東側の繁華街にある2500店に対し、16日までの予定で、午後8時から翌午前5時までの営業自粛や午後7時以降の酒類の提供を控えるよう求めている。県は応じた店舗へ、売上高などに応じて1日2万5千~7万5千円を支給する。

 関係者によると、時短要請が始まって以降も感染が収まらないことを重くみて、エリアを市全域へ拡大。対象店舗を7700店に増やす。

 また、県全域での不要不急の外出自粛要請についてこれまでの夜間に加え、日中も含めるよう検討。12日の県の対策本部会議で正式決定する見通し。(吉川喬)

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