「いじめ疑いある」2年前に道教委が指摘 旭川中2死亡

芳垣文子
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 北海道旭川市で3月、市立中学校2年だった女子生徒(当時14)が遺体で見つかり、遺族がいじめを訴えている問題で、道教育委員会が2年前、いじめの疑いがあるとして、市教委に事実関係の把握などを求める指導をしていたことが明らかになった。

 11日の道議会文教委員会で、佐藤禎洋委員(自民党・道民会議)の質問に、伊藤伸一生徒指導・学校安全課長が答えた。

 関係者によると、女子生徒は中学1年だった2019年、ネットでの自らの画像のやりとりをめぐり、ほかの生徒とトラブルになっていた。市教委は当時、当事者らから聞き取り調査をしたが、いじめと認定しなかった。

 11日の答弁によると、道教委は同年9月、市教委から女子生徒の事案について報告を受けた。伊藤課長は「道教委としては、報告内容からいじめの疑いがあると判断し、市教委に対し速やかに詳細な事実関係の把握とともに、いじめと認知した場合は、学校での組織的対応や被害生徒とその保護者の心情に配慮した対応を行うよう指導・助言した」と述べた。

 この問題をめぐっては、市教委は4月27日、いじめの有無について、医師や大学教授らでつくる「いじめ防止等対策委員会」で調査することを決めた。道教委によると、事実解明に向けて道教委として適切に市教委を指導・助言するように、文部科学省から4月下旬に指導を受けたという。(芳垣文子)