淡路島 お香で海外市場開拓へ

澤田晃宏
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 兵庫県淡路市の県線香協同組合(佃雅史理事長)は、海外向け新ブランド「Awaji Encens(フランス語でお香)」を立ち上げ、線香製造170周年を記念した限定商品「Le Mariage」を発表した。

 経済産業省によると、兵庫県は線香の出荷量が全国一で、県線香協同組合に加入する15社のうち、14社が淡路島内にある。日本では主に仏事用に使われるが、同組合は海外のフレグランス(香料)市場をターゲットにし、販路の拡大を狙う。

 限定商品は、淡路島内の14社がそれぞれ製作した香りの違うお香(14種各15グラム)と、淡路瓦を使用した香立てがセットになっている。部屋で楽しむことを想定。商品名の「Le Mariage」はフランス語で結婚を意味する。香立ては2本同時に立てられる作りで、組み合わせにより様々な香りが楽しめる。

 同組合によると今年1月に、世界のフレグランス市場をリードするフランスの展示会でお披露目する予定だったが、コロナ禍で中止に。フランスの300社をリストアップし、順次、接触を図っていくという。

 同組合理事の藤原裕次郎さんは「世界で『お香=Awaji』と認知されることを目指し、淡路島の魅力を世界に発信していきたい」と話す。海外の販路開拓が第一優先だが、国内向けにも販売する。価格は3万3千円(税込み)。問い合わせは(0799・85・1212)へ。(澤田晃宏)