商店街アーケード、関東より大阪多い? 西高東低の訳は

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上原佳久
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道の全面を覆う「全蓋(ぜんがい)式」と呼ばれるアーケードの西天下茶屋商店街。角の藤田天ぷら店はコロッケが名物=大阪市西成区、槌谷綾二撮影
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「まだまだ勝手に関西遺産

 人通りの絶えた夜の街路、商店街のアーケードがトンネルのように、ぽっかり口を開けていた。在宅勤務続きの運動不足を解消しようと、慣れない大阪の街を散歩中のこと。足を踏み入れると、細い通路が複雑に枝分かれしていたり、先の見通せないクランク状になっていたり。まるで迷路に入り込んだ気分だ。

 そんな商店街の風景が新鮮に思えて、市内をさらに巡るうち、埼玉出身の記者は次第に素朴な疑問を抱くように……。大阪って、アーケードのある商店街が多過ぎませんか?

 大阪市経済戦略局に聞いてみると、市内には約460の商店街があるが、アーケードの数は把握していないそう。実数のデータではないものの、2017年度のアンケート(大阪市内商店街実態調査、有効回答率55・5%)では、全体の29・6%の商店街がアーケードを「既に整備(済み)」と回答している。

 全国と比べるとどうか。少し古いデータになるけれど、09年度の中小企業庁のアンケート(商店街実態調査、有効回答率45・1%)で、アーケードの設置を「実施済み」と回答した商店街の割合は、四国(42・1%)に次いで近畿(33・9%)が多く、関東(12・5%)や東北(10・6%)を引き離している。

 設置率には「西高東低」の傾向があるようだ。でもなぜ?

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西天下茶屋の銀座商店街=大阪市西成区、槌谷綾二撮影

 「アーケードのルーツは、魚…

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