アジア系女性6人犠牲の米銃撃、ヘイトクライムで立件へ

ニューヨーク=藤原学思
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 米南部ジョージア州で3月にマッサージ店が相次いで銃撃され、アジア系女性6人を含む計8人が死亡した事件で、地元アトランタの検察は11日、容疑者の男をヘイトクライム憎悪犯罪)で訴追する方針を明らかにした。死刑を求めるという。

 検察によると、ロバート・アーロン・ロング容疑者(22)はこの日、地元の大陪審から殺人など計19の罪で起訴された。同州の法律により、これらの罪で有罪となった後で、さらにヘイトクライムに該当するかどうかを陪審団が判断する。

 事件はアトランタ郊外と市内の計3店舗で発生。この日起訴されたのは市内2店舗でアジア系女性4人が亡くなった事案で、郊外で起きた事案は、別の大陪審が判断する。検察は裁判所に提出した書面で、「容疑者は(4人を)人種や出身の国籍、性やジェンダーによって意図的に選んだ」と記した。

 事件はアジア系市民に対する差別が大きな問題として認識されるきっかけとなり、全米の各都市で抗議デモが展開された。ただ、ロング容疑者は逮捕時、動機は人種差別的なものではないと主張していた。(ニューヨーク=藤原学思)