妊婦へのアストラ社ワクチン接種を中断 ブラジル

新型コロナウイルス

サンパウロ=岡田玄
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 南米ブラジルの保健省は11日、英アストラゼネカ社の新型コロナウイルスワクチンについて妊婦への接種を中断すると発表した。リオデジャネイロ州で今月、接種した妊婦(35)が死亡したことを受けた。ワクチンと関連があるかどうかを調べているという。

 発表によると、死亡したのはアストラゼネカ社のワクチンを接種した妊娠第23週の女性。接種後の今月5日に頭痛で入院し、出血性脳卒中と診断された。胎児は6日に、女性は10日にそれぞれ死亡したという。

 これを受け、ワクチンを承認する国家衛生監督庁が「重篤な有害事象は、投与されたワクチンと関連がある可能性がある」として、妊婦への同社ワクチンの接種をやめるよう、保健省に勧告していた。

 保健省は、米ファイザー社製と中国シノバック社製のワクチンについては、糖尿病など持病のある妊婦への接種を続けるとしている。ブラジルでは今月から、妊婦と産後45日までの女性まで接種対象を広げる予定だったが、当面は持病のある妊婦のみに限定するという。

 保健省によると、ブラジルの11日までの累計感染者は1528万人、死者は42万5千人を超えている。(サンパウロ=岡田玄)

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