米ワシントン・ポスト、編集トップに初めて女性が就任へ

ワシントン=高野遼
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 米ワシントン・ポスト紙は11日、AP通信で編集主幹を務めてきたサリー・バズビー氏(55)が、6月1日付で同紙の編集主幹に就任すると発表した。同紙の143年の歴史上、編集部門のトップに女性が就任するのは初めてという。

 同紙は2013年、ネット通販最大手アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が買収した。今回の人事はベゾス氏が自ら複数の候補者を面接をしたなかから決定したという。同氏がオーナーに就任してから初めての編集主幹の交代となる。

 バズビー氏は1988年に記者としてAP通信に入社。2004年にはカイロに赴任し、イラク戦争などの取材を統括。ワシントン支局長を経て、17年からはAP通信の編集主幹として世界各地での取材を率いるとともに、デジタル展開にも取り組んできたという。

 ワシントン・ポスト紙は今年、ロンドンとソウルに新たな拠点を構えるほか、シドニーとコロンビアの首都ボゴタにも新支局を設置する。海外展開を拡充するにあたり、国際報道を統括してきた経験が豊富なバズビー氏が選ばれたという。

 フレッド・ライアン最高経営責任者(CEO)は「今後数年間の新たな段階への成功に向けて、ワシントン・ポスト紙を率いる世界クラスの編集主幹を探してきた」として、バズビー氏への期待を示した。(ワシントン=高野遼)