トンネルの先に光が見える #コロナを生きる言葉集

新型コロナウイルス

ニューヨーク=藤原学思
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 トンネルの先に光が見える(ニューヨークのデブラシオ市長)

#コロナを生きる言葉集

 外に出るのが怖かった。もう、1年も前のことになる。ニューヨークは感染拡大の中心地となり、ブロードウェーや公立校は閉鎖、店内飲食は禁止され、就業者は原則、全員が在宅勤務になった。市内中心部の公園に野外病院がつくられ、路上には収容しきれない遺体を一時安置する保冷トラックが置かれた。

 疑いも含めれば、これまでの感染者数は90万人以上。市民850万人の1割以上に上る。3万2千人以上が命を落とした。あらゆる面でタフなはずのニューヨーカーも、ウイルスが敵ではあまりに無力だった。

 冬になって感染者が急増し、人数制限をかけて再開されていた店内飲食がまた、禁止された。トンネルはどこまでも続くような気がしたし、「日常が戻る」という慰めは、現実的な響きを持たなかった。

 真に「希望の光」をもたらしたのは、マスクの着用義務化でもソーシャルディスタンシングでもなく、ワクチンだった。接種が進むと、陽性率や入院率、死者数が目に見えて下がった。

 市長は7月1日を「経済活動の完全再開日」と定める。1年以上にわたる暗闇から抜け出すときが、もうそこまできている。(ニューヨーク=藤原学思)

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 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。

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