ハリス副大統領のスーツ手がけた日本人 原点は洋裁教室

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長谷川陽子
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大丸隆平
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 パタンナーでデザイナーの大丸(おおまる)隆平(43)は、米ニューヨークを拠点に、著名ブランドのパターン製作やサンプル縫製を数多く請け負っている。最近ではカマラ・ハリス米副大統領が着たスーツを手がけて話題になった。世界のファッションの舞台へと導いたのは、地元・福岡で通った洋裁教室の先生だった。

 大丸の洋裁の道具箱には1本の古い裁ちばさみが入っている。10代のころ通っていた洋裁教室の先生の形見で、今でも手入れをしながら大切に使っている。

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大丸隆平の道具箱

 実家は「大丸製作所」という家具屋。1点ものの家具を作る職人だった祖父の背中を見て育った。

 進学校の高校に入るも3カ月で退学し、興味のあった洋裁の本を買って独学で服を作り始めた。そんなとき、知り合いの古着屋の店長に紹介されて通い始めたのが、主婦向けの洋裁教室だった。パンク音楽にはまり、赤い髪にピンク色の軍モノのジャケット、地下足袋を履いていた大丸を、洋裁教室の杉野ルリ子先生は「センスがいいわ」と迎えてくれた。

 「宅配便の人にお茶を出すよ…

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