五輪スポンサーのトヨタ、選手への中止要望「心痛める」

千葉卓朗
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 東京オリンピックパラリンピックの開催を巡り、トップスポンサーであるトヨタ自動車は12日、「全てのアスリート、国民の皆様が安心して東京大会を迎えられることを切に望む」との意見を表明した。選手個人に国民から中止を求めるコメントが寄せられていることに対しては、「大変心を痛めている。思い悩んでいる」と言及した。

 12日に開いたオンラインの決算会見で、長田准執行役員が述べた。長田氏は「全てのアスリート、国民が安全で安心した環境にいるのが、オリンピックの精神の大前提ととらえている」などと説明した。

 トヨタは、コカ・コーラやパナソニックブリヂストンなどとともに、国際オリンピック委員会(IOC)と最高位のスポンサー契約を結んでいる。東京五輪では、選手村で箱形の自動運転の大型電気自動車を移動手段として走らせる。

 トヨタは今年2月には、大会組織委員会の森喜朗前会長の女性蔑視発言をめぐり、「大会組織委員会のリーダーのご発言はわたしたち、トヨタが大切にしてきた価値観とは異なっており、誠に遺憾だ」とする、豊田章男社長のコメントを出した。(千葉卓朗)