関西電力美浜3号、再稼働を発表 7月の本格運転目指す

加茂謙吾
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 関西電力は12日、運転開始から40年を超える美浜原発3号機(福井県美浜町)を6月下旬に再稼働させると発表した。東京電力福島第一原発事故後、原発の運転が原則40年とされた後、老朽原発の運転は全国で初めて。関電は5月20日に核燃料の挿入を開始し、6月下旬に起動、発送電を始めるとしている。本格運転は7月下旬の予定。

 福井県の杉本達治知事は4月、美浜3号機のほか、同じく40年を超える高浜原発1号機、2号機(いずれも同県高浜町)の計3基の再稼働に同意を表明。高浜1号、2号について、関電は、設置が義務づけられているテロ対策施設の建設が6月の期限に間に合わず使用前検査や本格運転が難しいことから、再稼働を見送ることも明らかにした。高浜1号機については燃料挿入のみを行い、安全性などを確認する。

 東電の福島第一原発事故を受けて2013年7月に施行された改正原子炉等規制法では、原発の運転期間を原則40年までと定めている。さらに、自然災害への備えの強化や過酷事故対策を義務づけた新規制基準に適合すれば、1回だけ最長20年間までの延長を認める「例外」規定も盛り込まれている。加茂謙吾