和歌山IR、有力候補が撤退発表 資金洗浄疑惑が浮上

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西岡矩毅、箱谷真司
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 和歌山県が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致計画をめぐり、事業者として有力視されていたサンシティグループ(マカオ)が12日、撤退すると発表した。同社が資金洗浄に関与した疑惑が浮上したため。残り1社の候補についても、県は事業者として選定しないことがあり得ると説明しており、誘致計画を大きく見直す可能性が出てきた。

 サンシティは、ベトナムやロシアなどで複数のIRを運営しており、富裕層をカジノに呼び込んで接待する「ジャンケット」(仲介業者)としても知られる。

 関係者によると、同社はIR運営の実績やアジアの富裕層とのつながりがあることなどが評価され、県による事業者選定で有利に立っていたという。だが、オーストラリアのカジノ管理機関が2月に公表した報告書では、同社の顧客がカジノで資金洗浄をしたなどと指摘。同社は「反社会的勢力と一切関与していない」などと声明を出したが、疑惑はぬぐえず、県の事業者選定が難航していた。

 IR事業関係者は「県と意見が合わなかった。信頼関係を築けない限り、投資はできない」と説明する。

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