マスク定着でリップの売り上げ減 ロート製薬

田中奏子
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 ロート製薬は、リップクリームの昨年度の国内売り上げが前年度より21億円も減った。特に色つきタイプが不振だったという。コロナ禍に伴うマスク着用で、唇の乾きや化粧の必要を感じる機会が減ったためとみられる。外出自粛の影響で日焼け止めも低調だった。

 一方、肥満症向けの漢方薬は好調で、「コロナ太り」対策とみられる。杉本雅史社長は12日の会見で「(コロナ禍で変わる社会の)ニーズを捉え、タイムリーに商品開発をしていきたい」と話し、具体例としてマスクによる肌荒れに対応する商品などを挙げた。

 同日発表した2021年3月期決算は、売上高が前年度比3・7%減の1812億円、純利益は8・6%増の167億円だった。(田中奏子)