マンガに映画・ファッションも 芸術院に新分野を提言

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神宮桃子、大野択生、編集委員・大西若人
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 顕著な功績をもつ芸術家を優遇する国の機関で、芸術家の殿堂ともされてきた「日本芸術院」の会員の新しい選び方に関する検討を続けてきた文化庁の有識者会議は12日、改革案をとりまとめた。芸術の概念が拡大した現代にそぐうよう、ジャンルの拡大を提言。外部からの候補の推薦も可能にして選考過程の透明化を図り、男女比や年齢バランスにも配慮するよう求めた。提言を受け、日本芸術院側が今後、検討する。

 日本芸術院の定員は120人。会員は非常勤の国家公務員の扱いとなり、毎年250万円の年金が支給される。終身制のため、年に1回、会員の死去などに伴い生じた欠員を補充する。12日現在、第1部(美術)、第2部(文芸)、第3部(音楽・演劇・舞踊)の3部会に連なる計16分野の会員数は計100人で、20人の欠員が生じている。

 現在の選考方法は会員の推薦をもとに芸術院内部で選挙を行い、文部科学相が任命する仕組みだが、「現会員の覚えのめでたい人が有利で、閉鎖的だ」といった指摘もあった。検討会議も、女性の芸術家が会員全体の17%にとどまっていることを踏まえ、「ジェンダーバランスに配慮した選考にしていく必要がある」と提言した。

 検討会議が示した新たな選考…

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