「生でシラスを」 淡路島岩屋漁協など、提供10年

天野剛志
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 兵庫県淡路市淡路島岩屋漁協と北淡路ブランド推進協議会が、特産のシラスを生のまま提供する取り組みを始めて10年になる。今年もシーズン入りとなり、パンフレットを作成した。

 シラスは、主にカタクチイワシの稚魚。国の統計によると、県内の漁獲量は全国トップだ。

 同協議会によると、漁協の目の前に好漁場の明石海峡があり、傷みやすいシラスやイカナゴを扱ってきた経験がある。鮮度に対するこだわりも強く、2011年から生でシラスを提供する試みを始めた。

 高い品質を保つため、船上で氷締めにする。水揚げ直後に地元加工業者に持ち込んで急速冷凍をする。島内の飲食約70店に提供し、どんぶりなどの形で年間約70万食が消費される。

 パンフはB2判の四つ折りで、今年は約3万部を印刷。店名やメニューが掲載され、島内の観光案内所や各店などに置いてある。各店の情報はウェブサイト「淡路島の生しらす」でも閲覧できる。

 同協議会の担当者は「淡路と言えばタマネギやサワラなどが知られるが、それらに続く島のブランドにしたい」と話している。(天野剛志)