「酒が悪者にされたみたい」 酒提供自粛、対応急ぐ店

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佐藤亜季、榧場勇太、伊沢健司
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 札幌市内全域の飲食店で12日、酒類提供の自粛要請が始まった。同時に、午後8時までの営業時間の短縮要請が飲食店だけでなく、百貨店や他の商業施設などにも広げられた。新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」が9日から31日まで適用されたことを受け、北海道が取り組む新たな対策だ。酒類提供という収入源を断たれた飲食店は新たな取り組みを始めたり、一部は休業を決断したりするなど、苦しみながら生き残りを図っている。(佐藤亜季、榧場勇太、伊沢健司)

 ノンアルコール飲み放題60分税込み330円――。

 札幌・ススキノにある「炭火居酒屋 炎アーバンビル店」は12日から新メニューを打ち出した。前日まで提供していた「アルコール飲み放題」に代わる新たな目玉だ。客が数杯頼めば赤字になってしまう価格設定だというが、割安さをアピールしている。

 「炎」を展開する伸和ホールディングスは、酒類提供自粛による客の減少を予想し、札幌市内の24店のうち20店を休業した。営業を続ける4店の売り上げも最盛期の1~2割に減ることを見込んでおり、担当者は「厳しくなりそう」という。

 それでも店を開けるのは、社員の働く場所の確保と食材の在庫を無駄にしないためだ。担当者は「アルコール消毒や換気など感染対策には十分気をつけているし、この状況では店が密になることはない。安心して、居酒屋気分だけでも楽しんでもらいたい」と話す。

「できること、やってきたのに」

 酒類を出せないことで休業に追い込まれる店もある。札幌・狸小路の「ワインバー・ルー」の店主、池田卓矢さんは31日までの休業を決めた。「売り上げの95%は酒類。バーは営業するなということでしょう」

 これまでも休業や時短の要請…

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