前日昼から高齢者が列 ワクチン予約、市長謝罪の大混乱

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堀之内健史
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 新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、首長らの優先接種が問題視される一方、一般の高齢者の予約希望には自治体の現場の態勢が追いつかず、混乱が続いている。

 大阪府茨木市は6日午前9時から、65歳以上を対象に、電話、インターネット、窓口で予約受け付けを始めた。いずれも先着順だ。

 同市の男性(62)は、受け付け開始の直前から、介護が必要な母親の接種予約を試みた。妻と一緒にスマホ2台とパソコン1台を使い、電話とネットから予約しようとした。しかし、全くつながらない。ならば、窓口で予約しようと、すぐにバイクで会場の市福祉文化会館に向かった。会場には、すでに多くの高齢者がいて、市職員が「本日の整理券の配布は終了しました」と書かれたプラカードを持って回っていた。

 男性によると、その後も高齢者が続々と会場に押し寄せた。整理券をもらえなかった高齢者らが「せっかく来たのに」と職員を取り囲んだ。

 さらに大きな騒ぎになったのが、10日午前9時開始の予約受け付け。市によると前日の9日昼ごろから会場で並ぶ人が現れ始めた。高齢者らの健康面を考慮し、市は急きょ整理券を配布。同日午後10時半には、用意した120枚を配り終えた。

 9日から10日未明まで計数百人の高齢者らが会場に集まり、市職員への苦情が相次ぐ混乱状態に。10日早朝に福岡洋一市長が会場に現れ、集まった市民に混乱を謝罪した。その際、「責任をとって辞めろ」などと市民から言われたという。福岡市長は朝日新聞の取材に「市民の方の切実な思いを受け止められず、反省している。市民の負担にならない予約方法を改めて検討している」とした。

 市の担当者は「ネットを使え…

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