「天下り受け入れは人的賄賂」 SBGの孫正義氏

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杉山歩、中島嘉克
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 2021年3月期決算の純利益が国内企業で過去最高の約5兆円となったソフトバンクグループ。12日に東京都内であった決算会見では、孫正義会長兼社長がNTTなどの総務省幹部への接待問題について「もっと問題なのは監督官庁からの天下り。人的賄賂だ」と批判する場面もあった。日本のデジタル化の現状についても「大変憂えている」と持論を展開した。

 孫氏は会見で接待問題について問われると、「監督官庁の方々と癒着のような会食は当然いけない」と話す一方、「もっと大きな問題は、年間数千万円もの報酬を払って天下りを監督官庁から受け入れる人的癒着だ」と、批判の矛先を官僚の天下り問題にも向けた。

 孫氏は「特定の1社2社ではない」と断りつつ、「数千万円の秘書付きお迎え自動車付き何とかクラブの会員権付きで、監督官庁から2、3年間のワンクッションを経て継続的に受け入れていくという会社と、それを継続して卒業のコースみたいな形で送り出す監督官庁というのは一体どういう癒着だ」と語気を強めた。

 新型コロナウイルスへの対応で目立った日本のデジタル化の遅れについても意見を問われると、「ファクスでいまだにPCR検査の結果を伝えるとか、何を考えているんだと。恥ずかしくて話にならない」と突き放した。日本にはAI(人工知能)分野でユニコーン企業が少ないとした上で「日本は決定的にAI革命から後れを取ってしまっている。大変日本の現状を憂えている」と強調した。

 孫氏の会見での主な発言は次の通り。

純利益が過去最高の業績につ…

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