「IR、和歌山しかありえない」数日後一転 地元は驚き

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西岡矩毅
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 カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致計画で、和歌山県が事業者として選定中の「サンシティグループホールディングスジャパン」が12日、事業から撤退すると発表した。コロナ禍で世界経済の先行きが不透明なことなどが理由としている。県は今春に事業者を決めるとしており、候補のうち残りの1社を選定するかどうかになる。

 同社がホームページ上で公表した。アルビン・チャウ代表取締役は「新型コロナによる業界への影響と世界中の企業における不確実性は長期にわたり続く恐れがある。日本のIR区域認定手続きは当初よりも大幅に時間を要すると想定され、多くの事柄が不透明であることなど、事業者としてのリスクを鑑み決断した」とコメントを出した。

 県IR推進室の担当者は「事業者のご意向。致し方ない。残念な気持ちもある」と話した。

 同社は5月1日、和歌山市内のホテルで県内の民間企業約100社でつくる「わかやまIR推進協議会」の総会に参加。大原義勝代表取締役らが「食べ物や自然、歴史など和歌山だから伝えられる良さがある。IRをやるなら和歌山しかありえない」と集まった参加者に話したばかりの方針転換だ。推進協議会の関係者は「熱心に対応してくれていたので驚いた。今後の和歌山のIRについて注視していきたい」と話した。

サンシティ資金洗浄に関与した疑惑も

 アジアを中心にカジノ関連事…

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