昨年度の旅行収支9割減、訪日客減少が響く

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吉田貴司
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 財務省が13日発表した2020年度の国際収支(速報)によると、訪日外国人の消費額から日本人が海外で使った金額を引いた「旅行収支」が、前年度より89・2%少ない2645億円となった。コロナ禍による訪日客の激減が響いた。旅行収支は14年度に黒字に転じて以降、黒字幅の拡大が続いてきたが、今回初めて減少した。

 特許権使用料の支払いや受け取りなども合わせた「サービス収支」は、旅行収支の大幅減が影響して3兆7330億円の赤字となった。赤字幅は前年度の2倍以上に膨らんだ。

 モノの輸出入を示す「貿易収支」は3兆9047億円の黒字で、黒字幅は前年度の8倍に拡大した。コロナ禍で輸出、輸入ともに減ったが、原油価格の下落などで輸入の落ち込みの方が大きかったためという。

 サービス、貿易の両収支に、日本企業が海外の子会社から受け取った配当金や利子などを加えて全体のお金の出入りを示した「経常収支」は18兆2038億円の黒字で、黒字幅は前年度より3・8%減った。(吉田貴司)

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