「死亡場所」アパート5日前に契約 父殺害容疑の医師ら

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【動画】ALS患者嘱託殺人罪で起訴の医師の母を殺人容疑で逮捕、移送=吉村駿・白見はる菜撮影
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 難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者への嘱託殺人罪で起訴された2人の医師らが、一方の父を殺害した容疑で逮捕された事件で、父の死亡場所として役所に届けられていたアパートの部屋が、死亡5日前に医師の名義で短期契約されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。京都府警は、医師らが殺害を計画し、殺害や遺体の置き場として部屋を利用した疑いがあるとみて調べている。

 逮捕されたのは、医師の大久保愉一(よしかず)容疑者(43)と山本直樹容疑者(43)、山本容疑者の母・淳子容疑者(76)。府警は、3人の認否を明らかにしていない。

 捜査関係者によると、山本容疑者の父・靖さん(当時77)は2011年3月5日に殺害された疑いがあり、死亡届は同日、淳子容疑者の名前で東京都中央区役所に出された。死亡日時は同日午後1時50分ごろで、死亡場所の欄には東京都江戸川区のアパートの住所と部屋番号が書かれていた。遺体は検視や解剖を経ず、数日後に都内で火葬されていたという。

 靖さんは10年1月ごろから長野県の病院に入院していたが、山本容疑者らが都内の病院への転院を求めたため、11年3月5日午前に退院したという。だが、転院先とされた病院に府警が確認すると、靖さんが入院した記録はなかった。

 また、死亡場所の欄に書かれたアパートの部屋は、死亡前日の3月4日から4月初旬までの入居予定で、2月28日に山本容疑者の名義で契約されていたことも判明したという。

 死亡届と一緒に提出された死…

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