「神出鬼没」気まぐれブロンズトキ、鹿児島にふらり飛来

奥村智司
【動画】鹿児島県南さつま市で確認されたブロンズトキ。思いがけない場所に姿を見せる「神出鬼没」ぶりで知られるという
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 国内での観察例が少ないブロンズトキが今月、鹿児島県南さつま市で確認された。日本野鳥の会かごしま県支部の小園卓馬さん(66)によると、1羽がサギの群れに紛れて田んぼでエサをついばむ姿を、4~7日にかけて観察した。

 東南アジア、オーストラリア、アフリカなどに広く分布する。羽毛に光沢を帯び、繁殖期は赤褐色になる特徴がある。山階鳥類研究所千葉県)によると、2000年代以降に九州・沖縄で数例、今年4~5月には沖縄県石垣島広島県三次市で観測された。

 平岡考専門員は「繁殖地が流動的で、思いがけない場所に飛来する『神出鬼没』の鳥として知られる。鹿児島へは渡りの途中か、ふらりと来たのか、わからない」。愛鳥週間は16日まで。(奥村智司)