ヘディング、脳に悪影響の恐れ 小2は風船、練習に指針

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吉田純哉
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 ヘディングの反復は子どもの脳に悪影響を与える可能性があるとして、日本サッカー協会(JFA)が13日、育成年代のヘディングの練習に関するガイドラインを発表した。小学2年生以下は風船や新聞を丸めたボールを使う▽3~4年生は通常より軽いボールで練習し、空中のボールを手で扱う経験も積ませる――といった内容で、5年生以上もサッカーボールを使う場合は回数制限を推奨した。

 サッカーの母国イングランドの協会が昨年2月、11歳以下の練習ではヘディングを禁止するガイドラインを策定。プロ選手は認知症など神経変性疾患での死亡リスクが高いとする英グラスゴー大の研究結果を受けた措置で、欧州連盟も指針を作った。JFAも対策の検討を本格化させた。

 ガイドラインはヘディング練習を禁じるわけではなく「より適切な方法による習得を目指す」とした。ボールが頭に当たる時の衝撃だけでなく、競り合いや着地後の転倒時に頭を打つ危険性も訴え、幼児期から中学生まで段階的に習得方法も例示。小1~2年は「風船を落とさないようキャッチ、額に当てる」、5~6年生は「高さを変えてジャンプヘディング 週に10回程度」などとした。

 一方でJFAはヘディングと脳障害との直接的な因果関係は証明されていないとし、反町康治技術委員長は「新たな実証結果が出たらガイドラインを更新していきたい」と話した。ガイドラインはJFAのホームページに近く掲載する。(吉田純哉)

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