人工知能がナマコを守る? 密漁防止へ、空から監視作戦

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安田琢典
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 青森・陸奥湾は全国的なナマコの産地として知られる。こりこりした食感、珍味として人気が高いナマコだが、漁業者たちは長年、密漁に悩まされてきた。そんな高級食材をドローンを使って空から見守り、被害を抑えようという取り組みが始まった。

 密漁監視システムを開発したのは、空撮や物資輸送を手がける「エアーズ」(東京)。大型ドローンに取り付けた高感度の赤外線カメラが密漁者を感知すると、漁協内に設置されたパソコン端末や漁協職員のスマートフォンに撮影した画像が送られてくる。そうした情報を捜査機関に提供することで、密漁の抑止につなげたい考えだ。

 密漁者は船外機を取り付けたゴムボートやプレジャーボートで夜間にやって来ることが多い。このためシステムは、船舶が発する熱に反応するよう人工知能のプログラムを調整。潜っている密漁者が呼吸する際に発する気泡や、ひとけのない場所に止まっている不審な車両も感知できる。

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