「明日死のうと…」ネカフェからのSOS、最後の命綱は

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編集委員・清川卓史
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 「いま所持金が千円、無職、身分証なし、ホームレスです」。3月末、東京都内のインターネットカフェ。30歳の女性は、画面にひびが入ったスマートフォンにこう打ち込んだ。「今日か明日できたらどこかで死のうと思ってます」

 支援団体に「SOS」を求めるメッセージ。手持ち金では、明日以降のネットカフェの料金はもう払えない。翌日には居場所を失ってしまう。路上生活に追い込まれる一歩手前だった。

料金滞納でスマホは利用停止

 「住むところがない」などの検索ワードを次々と打ち込み、助けてくれそうな団体を必死で探した。

 料金滞納でスマホはかなり前から利用停止。通話はできず、携帯会社のデータ通信ではインターネット接続はできない。最後に残った命綱が、ネットカフェが提供する無料Wi-Fiだった。Wi-Fiが使えない場所では、ネットやメール、LINEもできなくなる。

 以前は、ネットカフェで暮らしながら飲食店で働いていた。コロナ禍で勤務が減ったうえ、体調を崩して昨年夏から仕事ができなくなった。連絡先となる携帯電話が止められ、新たなアルバイトをさがすのも難しくなった。知人からの借金などでしのいできたが、限界だった。

 女性の「SOS」を受け取っ…

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