ナンバー3解任の米共和党、影響力増す「あの人」

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ワシントン=大島隆
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 トランプ前米大統領が退任後も「選挙で不正があった」と主張していることをめぐって、「民主主義を破壊する大うそ」と批判するリズ・チェイニー下院議員が、党指導部から解任された。次の選挙をにらんだ共和党議員の多くは、トランプ氏に同調するか沈黙しており、共和党が今もなお、トランプ氏の大きな影響下にあることが明白になってきた。

 下院共和党は12日、チェイニー氏を下院ナンバー3の下院共和党会議議長のポストから解任することを賛成多数で決定。チェイニー氏は、1月6日の議会襲撃事件後、トランプ氏の弾劾(だんがい)訴追に賛成した共和党議員の一人。「大統領選挙で不正があった」との主張を続けるトランプ氏に対して、「大うそだ」と批判の先頭に立ってきた。これに対し、トランプ氏が指導部からチェイニー氏を排除するよう要求。共和党下院トップのマッカーシー院内総務が主導して今回の更迭に至った。

 共和党にとっての最優先課題は、2022年に控えた中間選挙で、上下院で過半数を奪還することだ。マッカーシー氏は投票前、「我々には目をそらしている時間はない。民主党がこの国を破壊することを止めるためには、我々の内紛を解決する必要がある」と、中間選挙に向けて党内の不一致を解消する必要があると訴えた。

トランプ氏なしに前進できるか? ノーだ」

 1年半後の中間選挙では、全…

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