3日間の下げ幅2千円超、米国物価上昇で日経平均に打撃

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ニューヨーク=真海喬生 稲垣千駿
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 経済正常化が進む米国で物価上昇圧力が強まり、日米の金融市場を揺さぶっている。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが早まるとの観測から米長期金利が上昇し、ハイテク株などが急落。もともと軟調だった日本株は、新型コロナの感染再拡大も相まって、とりわけ急激な下げに見舞われている。

 米労働省が12日発表した4月の消費者物価指数は、前年同月より4・2%上昇。2008年9月以来、12年7カ月ぶりの大幅な伸びとなった。前年急激にエネルギー価格が落ち込んだ反動もあるが、中古車は21%、航空運賃も9・6%上がり、変動しやすい食品とエネルギーを除いても3・0%の力強い伸びだった。

 ワクチン接種が進んで経済活動が戻るなか、労働力不足や消費の回復が重なっている。FRBのパウエル議長は物価上昇を「一時的」と強調。クラリダ副議長も12日、「(米経済は)我々の目標には遠く、さらに前進するには時間がかかりそうだ」と述べ、今の金融緩和を当面続ける姿勢だ。

 しかし、市場は金融引き締め…

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