山形大農学部と鮭川村が協定 デジタル技術を中山間地に

佐藤孝則
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 山形大学農学部(山形県鶴岡市)と同県鮭川村が4月下旬、デジタル技術を活用して農業分野などで協力を進めていくための連携協定を結んだ。村の農業者らを含めた「鮭川村中山間地スマート農業推進研究会」を5月中にも立ち上げる。当面は花き栽培をテーマにしていく予定で、リンドウの選別作業にAI(人工知能)を使った仕組みの導入を目指す。

 農学部生産機械研究室の市浦茂・連携研究員によると、リンドウの自動選別化はそれほど進んでいない。熟練者が長さや曲がり具合などを見分けるノウハウを画像で収集したうえで、AIによる選別判定機の開発に取り組むという。「人間的な観点や経験が必要な作業をAIで支援したい」としている。

 協定締結後、鮭川村の元木洋介村長は「少子高齢化や後継者不足の中で、協定は心強い。先端技術の活用で若手や新しい人が出てくれば、村も持続していくのではないか」と期待した。(佐藤孝則)