カラオケ苦境 「ビッグエコー」の第一興商、初の赤字

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 カラオケ店「ビッグエコー」などを展開する第一興商が13日発表した2021年3月期決算は、売上高が前年比36・2%減の933億円、純損益が187億円の赤字だった。赤字は1976年の創業以来、初めてという。

 新型コロナ禍に伴う緊急事態宣言で、多くの店が休業や時短営業をした影響が大きい。昨年度はカラオケ店43店、飲食店25店を閉店。新規出店もしたが、カラオケ・飲食店事業の売上高は前年より約6割減った。業務用カラオケも、取引先のバーやスナックが休業するなどして苦戦した。

 22年3月期は、緩やかな回復と増収を見込む一方、純損益は未定とした。カラオケ需要は中期的にはコロナ禍以前の水準まで回復すると同社はみているが、先行き不透明な状況が続く。昨秋から飲食デリバリー専門店を始めるなど新規事業にも注力している。