高齢者向けワクチン接種、愛媛県が支援へ 新型コロナ

新型コロナウイルス

照井琢見
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 愛媛県は13日、県内で新たに20人が新型コロナウイルスに感染し、50代の患者1人が亡くなったと発表した。これまでに確認された感染者は計2587人、死者は計64人となった。

 20人の居住地は、松山市8人▽今治市6人▽四国中央市3人▽新居浜市東温市八幡浜市各1人。

 また、県が開いた13日の記者会見で、今治市の飲食店・会食クラスター(感染者集団)などで確認された「E484K」という変異がある系統について、県立衛生環境研究所の四宮博人所長が説明した。

 今治市内の事例で確認された変異ウイルス10件は、同一か極めて近いもので、県外から流入し、市内で拡散したとみられるという。

 この系統は、ワクチンの効果に影響を与える可能性が指摘されるが、感染力の強さは従来株に近いとみられる。四宮所長は「これまで通りの対策を徹底してほしい」と述べた。

 一方、各市町が行う高齢者向けのワクチン接種について、中村時広知事は県による支援策として、県有施設を接種会場として貸し出すことや、医療従事者確保に向けて県立医療技術大学や愛媛大学などと調整することなどを明らかにした。

 県によると、政府が掲げる「7月末までの優先接種完了」について、県内20市町のうち4町が「6月末までにワクチンが届けば可能」と回答し、16市町が「7月末を目標とするが、接種に従事する医療従事者の確保が必要」と答えているという。

 中村知事は「2回接種を7月末に完了するには、1回目を7月10日前後に終えないといけない。非常に高いハードルだが、首長がリーダーシップを発揮してほしい」と語った。

     ◇

 県は、医療従事者向け優先接種で、県内の50代女性1人が、ワクチンを2回接種後に呼吸困難や心不全の症状を示し、亡くなったことを11日付で公表した。この事例がワクチンの副反応によるものかどうかは、国が今後評価するという。(照井琢見)

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