城里町長のワクチン接種、説明にあいまいな部分も

新型コロナウイルス

藤田大道、佐々木凌
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 茨城県城里町の町長らが新型コロナウイルスワクチンを接種していたことが明らかになった。上遠野修町長は13日、臨時の記者会見を2回開いたが、接種までの経緯説明が変わり、あいまいな部分があった。

 この日の臨時会見は午前9時から開かれたが、間に合わなかった報道各社のために午前11時半から同じ説明をするとして再度開かれた。

 1回目と2回目で、説明が食い違ったのは、ワクチンのキャンセルが出た場合に接種するリストに、3人の幹部が含まれていたかどうかだ。

 最初の会見で、上遠野氏はワクチン接種事業担当の職員など10人ほどを想定していたが、それを上回ったため、幹部にも接種したと説明。一方で二度目の会見では「優先順位の下位だった」と繰り返しながら、町長を含む12人を接種対象に想定していたとした。

 2回の会見後の取材に、上遠野氏は「突然質問されても、記憶があいまいな部分があった」と釈明し、二度目の説明が正しいとした。

 また接種を受けた仲田不二雄副町長(65)は「高齢者などを優先すべきで、申し訳なかった」と取材に話した。ワクチンがキャンセル分だったとは知らなかったとし、「配慮が足りなかった」と陳謝した。高岡秀夫教育長(65)は「早い時期の接種でいいのかと疑問は浮かんだが、こんなことになるとは……」と声を絞った。

 一方、同町の関誠一郎議長は朝日新聞の取材に、「『私も医療従事者』というのはワクチン接種を待つ町民感情を無視している。安心安全を届ける立場にありながら、議会に説明もなく、謝罪もないのは受け入れられない」と批判した。(藤田大道、佐々木凌)

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