「アスリート版」くじらようかん登場 集中力に効果?

高木智子
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 スポーツ選手のエネルギー補給に鯨ようかんを――。宮崎市佐土原町の菓子店「安田屋」が、地元銘菓の鯨ようかんをアスリート向けに開発した。近くネットで販路を広げ、本格的に売り出したいという。

 鯨ようかんは、外側のあんに米粉を蒸した白い生地をはさんだ和菓子江戸時代、佐土原藩主の島津惟久(ただひさ)の幼少期に「鯨のように大きく、たくましく育つように」と願って母の松寿院がつくらせた菓子で、町の名物として知られている。

 米屋がルーツの安田屋は多種多様な食品を手がけ、2018年には「もちピザシート」が全国の産品コンテスト「フード・アクション・ニッポンアワード」を受賞。それを機に、専門家のアスリートフードマイスターから「鯨ようかんをスポーツ用につくったらいい」と助言をうけた。

 安田導央社長(62)は伝統菓子のアレンジに躊躇(ちゅうちょ)しつつも、「コロナ禍でもあり、不透明な時代だからこそ、考えぬかれた科学的な商品を提供したい」と乗り気になった。試行錯誤を重ね、血糖値の上昇を緩やかにするパラチノースを配合したアスリート版「鯨ようかん―Carbo」を昨秋、完成させた。

 県内の陸上選手やゴルフ選手ら20人にモニターになってもらったところ、「集中力が長続きするようになった」「疲れがたまらない」といった感想を得て、手応えを感じたという。

 安田さんは「キャンプ地の宮崎で、スポーツをがんばる子どもたちを応援したい」と話す。8個入り1パック1200円。さらに成分強化した「Carbo プラス」もある。問い合わせは安田屋(090・8660・0366)。高木智子