入管法採決急ぐ与党 阻止する野党、10項目の修正要求

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横山翼
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 外国人の収容や送還のルールを見直す出入国管理法改正案について、与党側は13日、衆院法務委員会での14日の採決を提案した。しかし、入管施設に収容中のスリランカ女性が死亡した事案で、入管庁がまとめた中間報告をめぐり新たな問題が浮上したため、野党側は政府側に説明を要求。さらに10項目の修正案を与党に示すなどして採決に応じない姿勢を崩さなかった。

 「事実をねじ曲げて書いたということだ」

 午後にあった衆院法務委員会の理事懇談会を終え、立憲民主党階猛氏は記者団に、怒りをあらわにした。名古屋の入管施設で3月、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が死亡した事案をめぐり、一部報道で入管庁がまとめた中間報告に新たな問題が判明したためだ。

 これまでも、医師が「仮放免」を提案したにもかかわらず、そうした部分が盛り込まれていなかったことが問題視されていた。

 この日は、中間報告には「医師から点滴や入院の指示がなされたこともなかった」と記されていたが、医師の診察記録には「(薬の)内服ができないのであれば点滴、入院」と記載されていたことがわかった。

 階氏によると、理事懇で、法務省は中間報告をまとめる前にこうした診察記録を把握していたことを認めた。階氏は「(診察記録に)書かれていることを知っていながら、中間報告には『入院や点滴の指示はなかった』と書いている。とんでもない」と指摘した。

 野党の説明では、同日夜にあった2回目の理事懇で、法務省は、明確に点滴や入院の指示はなかったと主張。中間報告の内容を正当化したという。

野党、改正案の根幹部分の削除を要求

 こうした動きのなか、自民党

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