暗殺に破壊工作…狙われるイランの核、モサドかCIAか

会員記事イラン大統領選2021

聞き手・飯島健太
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 イランの核開発が繰り返し外部から狙われている。核に絡む事件の背景に何があるとイラン側は見ているのか。ロハニ大統領が就任直前まで代表を務めた公益評議会戦略研究所の政策研究者だったラフマン・ガフレマンプール氏(45)に話を聞いた。

 ――イラン中部ナタンズの核関連施設で4月、配電設備の不具合から遠心分離機が使用不能になりました。核兵器の原料になる濃縮ウランを製造する施設です。イランは「イスラエルによるテロ攻撃」と非難しました。

 「イスラエルでは、周辺国の核活動を排除することが国防上重要と考えられている。40年前からイラクシリア、イランで核施設への攻撃や核科学者の暗殺を実行してきたとされる。イスラエル核不拡散条約(NPT)に非加盟だが事実上の核兵器保有国で、中東地域で自国の優位性を保ちたいのだろう」

 「イスラエルは米国の対イラン制裁の緩和につながる核合意の復活に反対してきた。米国とイランの間接協議がまさに進行中で、交渉を妨害する意図を感じる」

 ――同じ施設では2010年と昨年7月にサイバー攻撃と爆発、同11月にはテヘラン郊外で著名な核科学者が暗殺されました。イランでは懸念が強まっています。

 「イランには敵対国による諜…

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