いつもの買い物ドローンに任せて 山間部の村「助かる」

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永沼仁
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 ドローン(小型無人機)を利用して荷物を配送する実証実験が、山間地の山梨県小菅村で4月下旬に始まった。機体の開発会社と物流大手の買い物代行サービスの共同事業に村が協力をしており、夏までに常時運用をめざす。

 ドローンを利用した配送サービスは、長野県伊那市が民間会社と組んで昨年から実用化したのをはじめ、各地で実証実験が続けられている。国土交通省によれば昨年度、全国で13事業が国の補助を受けた。

 村で実験を始めたのは、産業用ドローンを開発している「エアロネクスト」(東京)と、物流大手「セイノーホールディングス」(岐阜)。村は昨秋、エアロ社と連携協定を結び、飛行ルート選定のアドバイスや住民周知などを進めた。

 エアロ社では、村内の橋立地区にドローンの整備や研究のできる拠点を設置。セイノーも買い物代行を手掛ける子会社「ココネット」の集配拠点を設け、車を使った配送サービスを始めた。

 先月24日から始めた実証実験は、ココネットのサービスをドローンで実現しようとする試みだ。集配拠点で食品や弁当などの注文を受けたスタッフが、縦約26センチ、横約20センチ、高さ約10センチの箱に商品を入れ、ドローンの機体の下に取り付け、離陸させる。

 飛行はプログラミングによる自動運転。実験では、直線で500メートルほどの距離を3分ほどで運ぶ。「モデル家族」との位置づけで利用した女性は、「双子の子育てに忙しく一番近い大月市内のスーパーに行くのに車で片道30~40分かかる。これなら早くて助かる」と笑顔をみせた。

 まずは往路1ルートだけの運…

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