麻生財務相 「直ちに補正予算やる考えない」

榊原謙
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 麻生太郎財務相は14日の閣議後会見で、新型コロナウイルス感染症対策のための補正予算の必要性について問われ、「いま直ちに補正予算をやることを考えていない」と述べた。

 政府は同日午前の「基本的対処方針分科会」の議論を経て、北海道、岡山、広島3道県を緊急事態宣言の対象地域に追加する方針を決めた。感染拡大を受けて、与党の一部には新たな経済対策をつくり、必要な財源を補正予算で手当てすることを求める声もある。

 麻生氏は会見で、2021年度当初予算にコロナ対策の予備費5兆円が計上されており、「4兆円残っており、すぐに足りなくなるとはなかなか考えにくい」と指摘し、補正予算の編成に否定的な考えを示した。

 政府は同日の閣議で、新型コロナワクチンの購入費などにあてるため、予備費から約5100億円を支出することを閣議決定した。支出の決定は今年度2回目で、予備費の残りは3兆9880億円となった。(榊原謙)