新型コロナ給付金、約9千万円入金 カード所持の男逮捕

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 他人名義のキャッシュカードから現金を引き出したとして、警視庁は、東京都品川区西品川2丁目の無職内藤聖樹容疑者(20)を窃盗容疑で再逮捕し、14日発表した。

 内藤容疑者の所持品からは、他人名義の15枚のキャッシュカードが見つかった。各口座には、計約9千万円分の新型コロナウイルスに関する経済産業省の支援策「家賃支援給付金」の入金があったことが確認されており、同庁はいずれも不正受給の疑いがあるとみて、調べている。

 荏原署によると、内藤容疑者は2月中旬から下旬ごろ、東京都墨田区の金融機関など4カ所のATMで、他人名義のカードを使って現金約190万円を引き出した疑いがある。調べに対し、容疑を認め「指示役から指示を受け、コインロッカーを介して受け取ったカードで現金を引き出した」と供述しているという。

 同月26日、内藤容疑者が運転する車が不審な動きをしていたとして、パトロール中の署員が職務質問。カード15枚を不正に所持していたとして、犯罪収益移転防止法違反の疑いで逮捕していた。

 経産省の家賃支援給付金は、中小企業など法人に最大600万円、個人事業者に最大300万円を支給していた。内藤容疑者が所持していたカードの15口座には約600万円分ずつ、同給付金が振り込まれていたという。