日本酒は努力を怠ったのか 「一人負け」の背景探った

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杉浦幹治
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 コロナ禍で仕事帰りの一杯が大幅に減り、家飲みの機会が増えた。晩酌と言えば、かつては「おちょうしで日本酒」のイメージだったが、他の酒類に比べてひときわ苦戦しているという。何が起きているのか。

 日本酒の「一人負け」ぶりは数字で見ると明らかだ。

 国税庁の課税状況調査(2020年)によると、ほとんどの日本酒が含まれる「清酒」の課税数量は41万8554キロリットルで、前年の89.6%。1割以上、落ち込んだことになる。

 一方でワインを含む「果実酒」(35万2195キロリットル)は前年の93.3%。焼酎は甲類、乙類がそれぞれ同93.6%と97.0%で減り幅はやや少ない。

 ジンやラムといった「スピリッツ」や、チューハイなどの「リキュール」に至ってはそれぞれ109.0%、107.0%と前の年より増えているほどだ。

 ビールはどうか。

 同じ統計では前年の77.4…

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