LGBT法案、与野党が合意 「差別は許されない」明記

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二階堂友紀
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 LGBTなど性的少数者をめぐる「理解増進」法案について、与野党は14日、法律の目的や基本理念に「差別は許されない」と記すことなどで修正合意した。今国会成立へ大きく前進したが、反対論の残る自民党内の手続きで了承を得られるかが焦点だ。

 与野党協議にあたった自民党稲田朋美衆院議員と立憲民主党西村智奈美衆院議員が同日、合意した。その後、超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」(会長=馳浩・元文部科学相)の総会に修正法案の要綱を示し、了承された。法律の目的と基本理念に「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されないものであるとの認識の下」などと加える。

 議連で修正法案を了承したのは自民、立憲、公明、共産、国民民主、維新、社民の各党。全会一致での今国会成立をめざす。

 馳氏は「『差別は許されない』という核心をつく修正を高く評価したい」と述べた。西村氏は「差別解消のための具体的措置は入っていない。100%ではないが、今回を一歩として、性的指向と性自認に関する差別やいじめのない社会をめざす」と語った。

 立憲などの野党はすでに、行政機関や事業者の差別禁止規定を盛り込んだ「差別解消」法案を提出している。自民党にも差別禁止規定を設けるなどの修正を求め、より実効性ある法案をめざしてきた。

なお反対論、自民党内手続きは不透明

 だが自民党は「何が不当な差…

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