流氷の海に沈んでいくような #コロナを生きる言葉集

新型コロナウイルス

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 オホーツクの流氷の海に沈んでいくような、そんな気持ち(コーセーでんき店主・奥村光正さん)

#コロナを生きる言葉集

 北海道北見市で電器店を営む奥村光正さんは昨年2月、道で最初にクラスター(感染者集団)が確認された展示会に参加した後、新型コロナウイルス感染が判明した。

 もっとショックなことは、治療を受けて退院した後に待っていた。

 配達を頼まれ、新型コロナにかかった話をしたら、「それなら来なくていい」。世間話をしようとお客さんの家に行き、「玄関に座ってたら駄目だよ」と言われたこともあった。

 一番傷ついたのは「お前、再陽性になるなよ」という知人の一言。当時、一度感染した人はまたかかると思っている人がいた。自分は世間から疑われていると感じた。「オホーツクの流氷の海に沈んでいくような」。その時の絶望的な気持ちを、奥村さんはそう表現した。

 ただ奥村さんは、浮かび上がろうと必死にもがいた。感染して入院したこと、病原体の消失確認書を保健所からもらったこと、人に感染させることはないことを記したA4判のあいさつ文を500枚作り、客に配った。効果はあった。「大変だったねって励ましをたくさんもらった。信じてもらえたんです」

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 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。

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