中国の対豪圧力に対抗 「屈しない」 米豪外相会談

ワシントン=園田耕司
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 ブリンケン米国務長官と豪州のペイン外相は13日、米国務省で会談した。会談後の共同記者会見で、ブリンケン氏は中国が輸入制限などで豪州に経済的な圧力を加えている問題に関連し、「米国は豪州を孤立させない」と表明。米豪の強固な同盟関係で中国の経済的圧力に対抗していく考えを強調した。

 ブリンケン氏によると、両氏は会談で、インド太平洋地域の平和と安定の錨(いかり)である米豪同盟への揺るぎない決意を確認。ブリンケン氏は会談後の会見で、米豪両国の多国間協力の取り組みとして、日米豪印の4カ国(クアッド)の枠組みに言及し、「自由で開かれたインド太平洋という共通の価値観を前に進めるものだ」と強調した。

 豪中関係は昨年4月、豪州新型コロナウイルスの中国の初期対応について国際的調査を求めたことをきっかけに悪化。中国はダンピング不当廉売)を名目に大麦やワインに高関税を課すなど、個別品目の輸入制限で豪州に圧力をかけている。

 ブリンケン氏は「中国の経済的な圧力について、米豪両国は明確に懸念を表明している」と指摘し、米豪は中国の経済的圧力に屈しないため、新たなサプライチェーン(供給網)の構築に取り組むと表明。ペイン外相も「我々は中国と建設的な関係を持ちたい。しかし、我々は自分たちの安全保障と主権について妥協せず、これを守るために行動し続ける」と強調した。(ワシントン=園田耕司)