凍結卵子は15個 山口真由さんの「家族」探す旅

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岩本美帆
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 「37歳。未婚。子なし。凍結された卵子15個」

 そんな自己紹介をまじえた前書きで始まる著書『「ふつうの家族」にさようなら』を、弁護士で信州大学特任教授の山口真由さんが書き下ろしました。表彰されるほど優秀な成績で東大を卒業、元財務官僚でハーバード卒の弁護士でタレントで……書ききれないほどのきらめく経歴の持ち主でありながら、どこか満たされない思いを抱えているという山口さんが、家族からもらった宝物の思い出とともに、自身が考える家族との関係性について語ってくれました。

写真・図版
元財務官僚でタレントの山口真由さん=瀬戸口翼撮影

母は言った 「女性は資格職よ」

 ハーバード・ロースクールに合格した30歳のとき、「普段使いにしなさい」と、お祝いで父に買ってもらったショーメの時計を、いまも大切に使っています。白いベルトに白の文字盤が特徴です。ちょうどそのころ母が大病して手術を受けることになって……。手術が成功したら私と母の時も新たに刻めるなと、そんな思いもありました。

 私、いつも時間ギリギリに行…

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