酒に酔った女性に男が性暴力、逆転有罪が確定へ

阿部峻介
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 福岡市内の飲食店で2017年にあったサークルの飲み会中、酒に酔って抵抗できない女性に性暴力を加えたとして、準強姦(ごうかん)罪に問われた会社役員・椎屋安彦被告(46)=福岡市=の上告審で、最高裁第一小法廷(山口厚裁判長)は被告側の上告を退けた。懲役4年の逆転有罪とした二審・福岡高裁判決が確定する。12日付の決定。

フラワーデモ」開始のきっかけ

 一審判決のあった19年3月には、この事件も含めて性犯罪をめぐる無罪判決が4件続き、花を手に性暴力の根絶を訴える「フラワーデモ」が始まった。

 一審・福岡地裁久留米支部は、一定のコミュニケーションがとれて「受け入れられたと思った」という被告の証言も否定できないとして無罪とした。だが高裁は、「女性が自らの意思で体を動かしているようには見えなかった」という複数の目撃証言や、帰宅中に泣き続けた女性の様子などから被告の証言は信用できないと判断し有罪とした。(阿部峻介)