宮崎の50歳町長がワクチン接種 「取り決め通り」

浜田綾
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 宮崎県高千穂町の甲斐宗之町長(50)が、65歳以上を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種の初日に接種していたことが分かった。町の担当者は「事前に町が取り決めた規則や手順に沿っているので問題はない」としている。

 町によると、集団接種は6日に町武道館で始まった。町は、ワクチンの容器から注射器で吸い取る際、ワクチンが余ることを想定。ワクチンを有効利用するため、余剰が生じたら、会場で業務につく町職員や医療従事者のOBらに接種することを事前に取り決めていたという。

 甲斐町長は集団接種の初日から、場内アナウンスをするなど会場業務に携わっている。余剰分のワクチンは日々、他の町職員らも接種しているといい、14日も3~4人が接種を受けたという。

 甲斐町長は、朝日新聞の取材に「当日は現場の職員に接種してもなお余り、私も接種を勧められた。『捨てられるくらいなら』と、接種を受けた。町民への接種スケジュールに影響はないが、いろいろなご批判があることは真摯(しんし)に受け止めたい」と話した。(浜田綾)