レスラー市議の覆面姿「掲載認めず」 大分市議会が方針

中沢絢乃
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 覆面レスラースカルリーパー・エイジ大分市議(52)が市議会に対し、市議会ホームページと市議会だよりに覆面をつけた顔写真の掲載を求める仮処分を大分地裁に申し立てたことについて、市議会は14日、議会運営委員会を開いて対応を協議し、覆面着用の写真掲載を認めない方針を決めた。申し立てに対し、市議会として争う姿勢だ。

 エイジ市議は3期目に当選後の今年3月、市議会に①市議会ホームページなどに覆面着用の写真を掲載すること②視察などの際の覆面着用の写真を、他の議員と公平な頻度で扱うこと③本会議と委員会に覆面を着用して出席するのを認めること――を申し入れた。市議会は「議場では帽子やつえなどを着用、携帯してはならない」という会議規則を理由に認めなかったため、エイジ市議は大分地裁に4月26日付で仮処分を申し立てていた。

 市議会ではこれまで、本会議と委員会での覆面着用は認められていない。藤田敬治議長(67)は「市議会ホームページと市議会だよりは、本会議・委員会の審議の様子を広報するという趣旨のため、覆面を着用した顔写真の掲載も同様の取り扱いとする」と説明した。議会運営委員会の前に各会派の代表者で開かれた会議でも反論はなかったという。21日に大分地裁で開かれる審尋で、認めない立場を表明する方針。

 覆面レスラー市議が在籍する大阪府和泉市長野市では、覆面着用で本会議などに出席することが認められている。エイジ市議は「認めてくれれば何もややこしくはならない話だった。司法の場で闘うしかない」と話した。(中沢絢乃)