立ち姿が人気だった風太、復活 千葉で5カ月ぶり公開

重政紀元
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 人のような立ち姿で人気を集めた千葉市動物公園レッサーパンダ「風太」が、このほど5カ月ぶりに一般公開された。食事が取れず一時は体重が2割近く減少。高齢による体力低下もあり、往時の立ち姿を見せることは難しくなっているが、再び来園者を楽しませてくれそうだ。

 同園によると、風太は昨年末に右ほおに炎症が出て、エサが食べられなくなった。このため展示を中止し、園内の病院で患部の切除などの治療を受けていた。復帰後は以前のような立ち姿や、やぐらに登るといった活発な動きはなくなったが、食欲は旺盛という。

 風太は2003年7月に静岡市の動物園で生まれ翌年、千葉市動物公園へ。朝日新聞が05年5月に2本足での立ち姿を掲載したのをきっかけに人気になった。入園者数は04年度の約66万人から06年度は約88万人に急伸した。

 ただ、今年7月で18歳と人間で言うと80歳以上の高齢。闘病中はエサを食べられなくなったことで、6キロほどあった体重は一時5キロほどに減少した。園内のバックスペースで「隠居」させることも検討したという。

 飼育担当を務める水上恭男さんは「午後になると疲れて寝ていることが多いので、歩く姿を見るなら午前中がいい。もともと暑さに弱い動物なので、環境に気を配り、1日でも長生きできるようにしたい」と話す。(重政紀元)